No. 224 治療病室の隣の室への線量
治療病室の隣の室へのスカイシャインによる線量は、どの程度ですか?
記事作成日:2012/11/26 最終更新日: 2019/09/09
治療病室の窓の外側10 mの距離での線量の3/1,000程度と推計されます
推計の条件
部屋の大きさ
4×4×4m
窓
1cmの厚みのアクリルで、外側は全て窓
線源
治療病室の窓から1mの距離で点状に存在
隣の部屋との距離
60cm
結果
治療病室の隣室の線量率は、治療病室の窓の外側10 mの距離での線量率の3/1,000程度
(3.7GBqの線源が物理的半減期で減衰する場合、隣室の窓際の線量は累積で2mSv程度になると考えられます)
放射線の飛跡(治療病室の窓から5mの距離に建物があり、そこから散乱する場合)
右側が治療病室で左側の室内の線量を評価している。
図は1万回壊変時の放射線の飛跡を示す。
黒が光子で、赤が電子。