歯科でのエックス線診療室と診察室の兼用の規定整備の経緯
歯内療法とは、歯髄が死滅し、病変が根尖より歯槽骨に拡大した病巣を根管を通して治療するものです。最終的に薬剤を根管に充填する。
充填剤が糊剤から固形のポイントと称するものに代わり、それが主流になった。
このポイントの根管充填に際し、ポイントの先端が根尖に達しているかを確認するために、X線撮影が欠かせないものになった。
ポイントを歯根内にいれたまま、患者は撮影室に移動すると、診療室と撮影室とが近い場合は良いが、主として病院などのように廊下を越えるかあるいは階が異なる場合は不都合を生じる。
このために歯科でのエックス線診療室と診察室の兼用の規定が整備された。
平成元年1月18日に局長通知が発出されていたので、1月20日付けで医療監視専門官の事務連絡の形で発出された。
後にこれは、形の上ですっきりさせようということで、局長通知に取り入れられた。
現実にエックス線診療室と診察室とを兼用するということは設備上大がかりなり、実態としてどのような施設があったことは確認されていないようです。
島野 達也.歯科X線診療室の歴史的背景.医療放射線防護Newsletter.67号 Page39-45(2013.07)
島野 達也.伝聞を交えた歯科X線診療室のこと. 医療放射線防護Newsletter.50号 Page11(2007.12)