X線室の扉には放射線の漏洩をできるだけ小さくするために、沓摺の段差の確保すべきですか?
トレードオフを考える必要があります。
エックス線診療室には通常,待合通路側に患者の出入りや装置の搬入を兼ねた扉(1200~1800㎜w×2000㎜h)と操作室側から技師や医師の出入りする扉(750~900㎜ w×2000㎜h)がある。扉はもちろん,扉の枠にも画壁のしゃへい効能に相当する鉛を入れる必要がある。枠の鉛は,画壁と扉のしゃへいをつなぐ重要な役割を果たすものであるので,それぞれの重ね代に注意を払う。また床の沓摺り部は,ストレッチャーや車椅子の患者にやさしいバリアフリーを考えてフラットであることが望ましい。と同時に床面と扉の下端との隙間は,出来るだけ狭いことが望ましい。床の沓摺りがストレッチャーや人の通過時にスプリングでアップダウンする方式を採用する場合もあるが,経年的にスプリングが劣化したときには段差の原因になることから,採用には検討を要する。
「X線室防護のQ&A, JESRA TR-0038*A-2020」
Q-19.X線診療室の扉はどのように防護すれば良いですか?
Q-20.X線遮へい扉の下端と床との間に隙間があり、そこから光が漏れていますがX線は漏れていませんか?
大野 聡寸, X線防護工事標準化マニュアル : その1(JIRAトピックス), 日本放射線技術学会雑誌, 2004, 60 巻, 6 号, p. 808-810
大野 聡寸, X線防護工事標準化マニュアル-その2-, 日本放射線技術学会雑誌, 2004, 60 巻, 7 号, p. 965-967
CT更新時の扉を改修時の設計不良と推測されています。