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No.48 排気フィルタの捕集効率の保証

排気フィルタの捕集効率の保証はどうなっていますか?

記事作成日:2011/01/13 最終更新日: 2022/01/25

HEPAフィルターは差圧で管理されていますが、焼却型HEPAフィルタは、湿度に大きく影響されます。
湿度が85%を超えると性能が低下します。
管理区域の給排気はオールフレッシュですので、フィルターを通る空気の大部分が外気となります。
活性炭フィルタは、水分とSOx、NOxが混ざると劣化しやすくなりますので、最高湿度監視カードを付けた管理が推奨されています。
湿度に問題が無く、強酸、有機溶媒が排気に含まれていなければ、連続365日の通気が可能となっています。
わが国には活性炭フィルタの規格はありませんが、米国にはASTM D3803 という材料試験規格があり、粒状活性炭フィルタ(層厚1インチを除く)の透過率は、0.1〜0.01とされています。

参考

「フィルター総合カタログをダウンロード」で焼却型HEPA参照

質問主意書

放射性ヨウ素取扱施設における安全確保に関する質問主意書

国会での質疑

166 参議院 農林水産委員会(平成19年04月24日)
164 参議院 行政改革に関する特別委員会 12号(平成18年05月24日)

自治体による指導とその対応例

チャコールフィルタ使用における放射性同位元素の安全な使用と管理

劣化評価例

チャコールフィルターの性能に与える使用環境の影響に関する調査

破損例

福島第一原子力発電所 HIC排気ラインの排気フィルタ損傷(続報2)ならびに増設ALPS運転再開について 2 0 2 1 年 9 月 9 日
多核種除去設備(ALPS)に繋がる高性能容器(HIC) の排気フィルタについて

検討例

西澤 邦秀, 放射性ヨウ素の安全管理に関する技術指針(その2), 日本放射線安全管理学会誌, 2009, 8 巻, 2 号, p. 149-186
排気中ヨウ素の最適捕集材・捕集効率の調査研究(I)