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いわゆる巡回診療は、医療法上は原則として診療所の開設が必要です。
しかしながら、結核、成人病等の健康診断の実施等を目的として地方公共団体、公的医療機関の開設者又は公益法人等が行う巡回診療であって、その実施主体の設置目的に合致するものであれば開設届は必要はありません。
この場合、巡回診療での放射線診療室は、必ずしもエックス線診療室で行う必要はありませんが、それと同等の放射線防護能力を持たせることが必要です。
この考え方は、定期客船内で組み立て式のエックス線装置を用いた検診でも同様です。