必要な厚みに関して単純な密度補正法が提唱されています
病院又は診療所における診療用放射線の取扱いについて医政発0315第4号(平成31年 3月 15日)で、コンクリート密度の補正法が示されていますが、参照文書が古いままとなっています。
放射線施設の遮へい計算実務マニュアルの2015とすべきだと思われますが、2007と内容は変わっていません。
コンクリートでは、2.35 g/cm3よりも密度が低い場合に必要となる厚さが、実効線量の透過割合を指標とすると、コンクリートでは密度の違いだけでなく組成の違いもあると考えて計算すると、単純な密度補正法よりも厚くなることがあるようです。
乗物 丈巳、鈴木 正樹、辻 大二郎、小田川雅信.放射線施設における重量コンクリートの利用例
実験値が解析値を下回った例は皆無で、6個に組み合わせて提示された数値では、実験値が解析値を上回っています。