Sr-89を投与された患者の血液など検体の扱いはどうするのがよいですか?
血液検体では投与後8時間での5cc採血で検体に含まれるSr-89は7.5kBq程度に過ぎません。
ただし、Sr-89では骨への集積が予測されます。
いずれにしても、あらかじめ残存放射能の量は推計できるので、採血など行為が繰り返されるようであれば、事前にリスク評価が可能です。
このようなリスクアセスメントをもとに医療機関内で関係職員の合意形成を図っておくのがよいでしょう(トイレ汚染や廃棄物処理などと同じです)。
なお、障害防止法では許可施設では、規制下限数量未満のRIに関しても、事業所内全体での管理が必要とされています。
2013年11月15日、日本循環器学会HP閲覧、最新情報はこちらをご確認下さい。