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No.186 I-125のコンクリートに対する実効線量透過率(割合)

I-125のコンクリートに対する実効線量透過率(割合)が、コンクリートの厚みが20cmから45cmでいずれも1.96E-6で与えられているものがあります(RI協会の『医療放射線管理の実践マニュアル』)。なぜ、コンクリートの厚みが増しても透過割合が変わらないのでしょうか?

記事作成日:2012/04/23 最終更新日: 2023/11/17

『医療放射線管理の実践マニュアル』では、
I-125の実効線量透過率(割合)が、
コンクリート20cm(118ページ、別紙5)
コンクリート30cm(119ページ、別紙5)
コンクリート45cm(120ページ、別紙5)
でいずれも
1.96E-6
と与えられています。

この数値は、しゃへい計算実務マニュアル2007の表6.4.3(24)でのコンクリート8cmの値と一致します。

表6.4.3(24)には、これ以上の厚みがないために、安全側を考えてコンクリート8cmの値を用いています(と本文108ページに記述されている)。

様々な核種の実効線量透過率(割合)

深野 重男, 遮蔽計算実務のための85核種の実効線量透過率(光子)の追補—『放射線施設の遮蔽計算実務(放射線)データ集 2015』を補う追加核種のデータ—, RADIOISOTOPES, 2023, 72 巻, 3 号, p. 247-266