放射化したサイクロトロンのオイルの管理はどうすれば良いでしょうか?
レベルに応じた管理が求められるのではないでしょうか
運用期間中は保管し、施設廃止時にアイソトープ協会に全て引き取っていただくことが前提になっていたのではないか。ただし、施設の申請書などでは明示されていなかったのではないか。
定期点検時にサイクロトロン真空ポンプのオイル交換を行っていますが、念のため回収したオイルを密閉保管しサイクロトロン室内に保管しています。
通常ロータリーポンプはサイクロトロン本体近くにあるためロータリーポンプのオイルに放射化物が排出されることがありうると考えているからです。
定期点検毎(1回/半年)
・一回当たりの交換量
真空排気系ロータリーポンプ:2L
合成装置用ロータリーポンプ:500 mL
エア供給用エアコンプレッサ:1L
廃ガス貯留装置コンプレッサ:500 mL
合計約4L
サイクロトロンでは、拡散ポンプによりサイクロトロンの真空箱を真空に保たれるので、真空箱内の遊離性の放射化物を吸入することが考えられる。
表面での汚染の程度
Re-183: 10Bq/cm2, Re-184: 1Bq/cm2
汚染面積を25m2とすると、
汚染量は、Re-183: 3MBq, Re-184: 0.3MBq
程度であるようです(Re-184の下限数量は1MBq)。
圧縮機は原燃及び原子力等の対応の場合、放射線管理区域内は原則納入不可としており、イレギュラーで納入されたケースは工具を持ち出さない。
2A3-1 鈴木 智和.サイクロトロン本体室内における消耗品の放射化について
川畑 義矢.放射線使用施設の廃止に向けた放射性廃棄物の低減化と除染作業
P31 加速器施設の廃止措置(Ⅱ) トリチウム汚染測定と除染
石油の組成を仮定して過大に計算(熱中性子の捕獲反応を想定)すると運転直後でS-35は80Bq/g程度になりました。皆様の施設での濃度はどの程度でしょうか?
| 元素 | 組成割合[g/g] |
|---|---|
| 水素 | 0.83 |
| 炭素 | 0.13 |
| 窒素 | 0.004 |
| 酸素 | 0.004 |
| 硫黄 | 0.05 |
| 密度[g/g] | 4l中の原子の数 | 断面積(mb) | 放射能濃度(Bq/g) | 半減期 | ||
| H-1 | H-2 | 0.13 | 3.1E+26 | 332 | ||
| H-2 | H-3 | 0.0015 | 3.6E+24 | 0.55 | 1.3E-03 | 12.33[y] |
| C-12 | C-13 | 0.82 | 2.0E+27 | 3.53 | ||
| C-13 | C-14 | 0.0089 | 2.1E+25 | 1.37 | 4.1E-05 | 5730[y] |
| N-14 | N-15 | 0.0040 | 9.6E+24 | 75 | ||
| N-15 | N-16 | 0.000015 | 3.5E+22 | 0.024 | 2.0E-05 | 7.13[s] |
| O-16 | O-17 | 0.0040 | 9.6E+24 | 0.19 | ||
| O-17 | O-18 | 0.0000015 | 3.6E+21 | 0.538 | ||
| O-18 | O-19 | 0.0000082 | 2.0E+22 | 0.16 | 7.3E-05 | 26.96[s] |
| S-32 | S-33 | 0.047 | 1.1E+26 | 530 | ||
| S-33 | S-34 | 0.00038 | 9.1E+23 | 350 | ||
| S-34 | S-35 | 0.002145 | 5.1E+24 | 227 | 2.1E+01 | 87.51[d] |
| S-36 | S-37 | 0.00001 | 2.4E+22 | 0.15 |
放射線発生装置による被ばくについて
放射性同位元素の使用施設等に係る国際原子力事象評価尺度(INES)評価ワーキンググループ(第2回) 議事録