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No. 331 一時的に立ち入る者の放射線管理

年に数回、照射中のエックス線診療室に立ち入る職員でも個人モニタリングは必要ですか?

記事作成日:2016/01/19 最終更新日: 2020/02/28

管理区域への立入

事業主は必要のないものを管理区域に立ち入らせてはなりません(電離則第3条)。
立ち入らせるとするとそれは業務上必要ということなります。

管理区域に立入る労働者

管理区域に立ち入らせる労働者は、「放射線業務従事者」か「管理区域に一時的に立ち入る労働者」のいずれかに区分されます。
基発第1号.電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令の施行について.昭和64年1月1日

線量モニタリング

このうち、放射線業務を行う労働者は、「放射線業務従事者」になります。
いずれにしても、線量の測定が必要です(電離則第8条)。

計算での評価

ただし、「管理区域に一時的に立ち入る労働者」では計算で確認することなどが認められている場合があります。
ただし、その場合であっても、立入と線量に関して記録し、1年間保存することが望ましいとされています(電離放射線障害防止規則の解説)。

関連質問

Q.年に数回、照射中のエックス線診療室に立ち入る職員でも健康診断は必要ですか?

放射線業務に常時従事する職員で管理区域に立ち入るものに対しては、事業主は、健康診断を行わなくてはなりません(電離則第56条)。

なお、常時従事するとは、頻度にかかわらず、反復継続することとされています。

放射線測定結果の記録の保管

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Q.臨時で放射線業務につかせる労働者にも特別な教育(電離則第52条の5)は必要ですか?

A.常用のみならず、臨時、アルバイトなどの短期間の雇用者についても必要です(電離放射線障害防止規則の解説)。
労働時間は告示で定められています。
教育なしに業務につかせることの理解は得られないのではないでしょうか。

Q.放射線安全にコストがかかるので、労働者の放射線安全を簡素化してもよいですか?

A.コストかかるという理由は違法性阻却要因として認められません。法令上の義務を果たせない事業主はその業務を行う資格がないと考えられます。

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