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No. 336 空気中濃度限度の担保が困難な場合の対応(未解決)

空気中濃度限度の担保が困難な場合にはどうするのがよいですか?

記事作成日:2016/10/25 最終更新日: 2018/01/10

RIを使用する空間が狭く(投与する場所)、換気量が少ない場合に室内の空気中濃度を濃度限度以下であることを示すのが困難なことがあるようです

使用室内の空気中濃度の評価での対応方法のアイデア

評価する空間単位を工夫する

狭いところだけで評価せずRI室全体として評価

実践マニュアルの考え方を見直す

広いところで投与する(放射線管理会社のアイデア)

従事係数を導入

通知を見直し、放射線治療病室以外も導入

適正使用マニュアルでの線量評価では従事係数が考慮されている

室内などにRIの捕集装置を設置し、空気中濃度を低減すると共に排気で環境に放出される量を減らす(Ra-223だと正当化されにくそう)

換気量を増やす

風量を増やす

換気時間を増やす

ただし、放射性核種を用いていない時間での換気は、線量低減にあまり寄与しないので、注意が必要です(濃度が比較的高い時間帯での曝露に左右され、濃度が低い時間帯でより平均濃度を下げても、線量低減にはあまり寄与しない)。

その他

飛散割合を合理的に見積もる

その他

時間をかけて飛散するというシナリオを用いる。

その他?

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