日本アイソトープ協会の改訂版実践マニュアル(138ページ)に、準備室にある線源からの線量を評価するためのモデルと評価時間が掲載されています。
線源の放射能として3月間最大使用予定数量を用いた時の評価時間はどのように考えるのがよいでしょうか?
・減衰は考慮しない
・従って短半減期核種だと過大評価になる。このためPET施設だと作業時間あたりの平均存在数量を考えるとよいかもしれません。
一日最大使用予定数量(を用いた場合の1時間あたりの線量率)×一作業日あたりの作業時間×3月間あたりの作業日数(作業日/3ヶ月)
=一日最大使用予定数量(を用いた場合の1時間あたりの線量率)×作業日/3月間×一作業日あたりの作業時間
=3月間最大使用予定数量(を用いた場合の1時間あたりの線量率)×一作業日あたりの作業時間
存在する線源の量として3月間最大使用予定数量を用いているのがポイントです。
投与間での減衰を考慮しないと毎週の使用の場合でも、下図のような想定になる。
人が常時立ち入る場所の空気中の放射性同位元素の濃度
超短半減期の核種については、減衰を考慮した値の使用についても可能とする。
わが国の放射性同位元素内用療法(RI内用療法)の現状及び今後の国の施策に関する質問主意書