開発から導入へ
In vivo ESR(EPR)装置を開発するにあたり、初年度の平成18年は概念設計を行った。
平成19年と20年の予算を使い、ダートマス大学のシュワルツ教授のLバンドin vivo ESR(EPR)装置の設計図をもとに作成し、これに平田により新たに設計されなおしたサーフェスコイル型リゾネータを装備した。
装置は、平成20年10月に完成し、国立保健医療科学院に設置された。
図.装置本体
モバイル化へ
平成26年6月には装置を小型化し、モバイル化した。
電波暗室での計測風景
平田による新設計のサーフェルコイル型リゾネータに関しては、文献を参照されたい。
改良されたリゾネータ
L-band surface-coil resonator with voltage-control impedance-matching for EPR tooth dosimetry
さらに改良されたリゾネータ
Design and Evaluation of a 1.1-GHz Surface Coil Resonator for Electron Paramagnetic Resonance-Based Tooth Dosimetry
装置が小型化された際に置き換えのために搬出された磁石が活用された成果
Lionel Mignion, Celine M. Desmet, Evelyne Harkemanne, Isabelle Tromme, Nicolas Joudiou, Mohammad Wehbi, Jean-François Baurain, Bernard Gallez,Noninvasive detection of the endogenous free radical melanin in human skin melanomas using electron paramagnetic resonance (EPR),Free Radical Biology and Medicine,2022,ISSN 0891-5849