再撮影は避けがたい?

再撮影は避けがたいでしょうか?

もしも避けがたい場合があるとして(再撮影もありえることを想定することが合理的)その場合、対応として何が考えられますでしょうか?

検討事例

安田 優, 佐藤 久弥, 大澤 三和, 高橋 寛治, 野田 主税, 崔 昌五, 助崎 文雄, 中澤 靖夫, 膝関節側面撮影における再撮影率減少を目的とした補助具の提案, 日本放射線技術学会雑誌, 2013, 69 巻, 10 号, p. 1140-1145
研究倫理審査を受けて検討しておられます。

再撮影の分析

鈴木 昇一, 藤井 茂久, 折戸 武郎, 石坂 正綱, 203. エックス線撮影における再撮影の分析(写真の品質管理), 日本放射線技術学会雑誌, 1992, 48 巻, 2 号, p. 327
鈴木 昇一, 折戸 武郎, 石坂 正綱, 古賀 佑彦, X線撮影における再撮影の分析, 保健物理, 1992, 27 巻, 2 号, p. 149-155
折戸 武郎, 越田 吉郎, 前川 龍一, 平木 辰之助, 古賀 佑彦, 竹内 昭, X線撮影時の再撮影に関する分析, 保健物理, 1985, 20 巻, 2 号, p. 145-150
岩本 大成, 福島 康宏, 松下 矩正, 岡崎 樹里, 上田 克彦, 診療放射線技師経験年数に着目した単純X 線撮影における インシデント分析, 日本放射線技術学会雑誌, 2019, 75 巻, 11 号, p. 1331-1336
Vassileva J, Holmberg O. Radiation protection perspective to recurrent medical imaging: what is known and what more is needed? Br J Radiol. 2021 Jun 23:20210477. doi: 10.1259/bjr.20210477. Epub ahead of print. PMID: 34161167.

再撮影を減らす試み

鶴岡 礼奈, 白石 順二, 一般撮影検査における自動ポジショニング法開発の試み─頸椎4 方向撮影への応用─, 日本放射線技術学会雑誌, 2019, 75 巻, 4 号, p. 305-313
山品 博子, 狩野 栞, 鈴木 哲平, 谷川原 綾子, 小笠原 克彦, アイトラッキングによるマンモグラフィ撮影時の注視点検出:熟練者と初学者の比較, 日本放射線技術学会雑誌, 2019, 75 巻, 11 号, p. 1316-1324

教育

寺下 貴美, 小笠原 克彦, 単純X 線撮影のポジショニング実習における問題基盤型学習の導入と実践, 日本放射線技術学会雑誌, 2015, 71 巻, 3 号, p. 216-221
中山 美和, 高田 頌子, 木瀬 祥貴, 西山 航, 泉 雅浩, 有地 淑子, 内藤 宗孝, 荒木 章純, 有地 榮一郎, 本学放射線・画像診断科における歯科医師臨床研修―口内法撮影技術の評価と研修に対するアンケート調査―, 日本歯科医学教育学会雑誌, 2016, 32 巻, 1 号, p. 3-10

調査例

渡邉 浩, 関 将志, 新田 正浩, 芹田 樹, 前原 善昭, 大倉 秀昭, 村上 朋史, 山本 和幸, 佐藤 努, 田島 隆人, 一般撮影の医療被ばくの防護を最適化するためのベンチマークドーズ(BD)の提案, 日本放射線技術学会雑誌, 2018, 74 巻, 5 号, p. 443-451
再撮影に関しては結果が示されていません。

患者側の懸念分析

折田 信一, 放射線技師と医療安全に関する考察, 医療, 2007, 61 巻, 1 号, p. 38-42

再撮影のリスクの捉え方への指摘例

『3, インシデントの影響度の記述で、「…影響はなかったとあるが」、患者からの「不信感」「放射線被ばく」に対する心配のあることは拭いきれない。今後の事例に本事例を活用するためにも、無駄な放射線被ばくが、患者に影響がなかったとすることの記述は適切ではない。』

記事作成日:2020/10/24 最終更新日: 2021/07/15