適切にリスクに対応するには、リスク情報を読み解く能力「リスクリテラシー」を高めることが必要です。
その中で、放射線リスクは、歴史があり、知見が積み重ねられており、リスク対応のモデルになると考えられます。
放射線診療での放射線リスクを適切に扱うことを日常化することは、この他のリスクマネジメントでも役立つことでしょう。
「リスクリテラシー」を高めることは、バランス感覚を養うことに役立ちます。
社会のリスクリテラシーが未熟であると、イメージに引きずられ不合理な施策が展開され、新規科学技術発展(=一定のリスク引き受けが不可欠)が阻害されかねません。
そう考えると、身近な医療での放射線リスクを冷静に扱い、リスクリテラシーを高めることは、持続可能な社会の形成にも寄与すると考えられます。
記事作成日:2010/02/24