歯科の検査は固い歯を調べるために胸部X線よりも単位面積あたりの線量が強い放射線を使います。
胸部X線ではビーム中心の空気吸収線量は0.3 mGy(ミリグレイ)程度ですが、歯科では4 mGy(ミリグレイ)になることがあります。
しかし、ビームのサイズが小さく実効線量は胸部X線検査の半分程度で自然放射線の5日間分程度に過ぎません。
パノラマ撮影は時間がかかるので線量も大きくなるのではと思われるかもしれませんが、細いビームでスキャンしており実効線量は小さいです。
繰り返す検査のリスクのご心配は
小児と放射線(頭部のX線CT検査を繰り返し受けた)
をご覧下さい。
日本歯科医師会
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発表資料
IAEA
記事作成日:2010/04/04 最終更新日: 2024/07/12