不整脈の治療のためにアブレーション(Ablation)を行ったところ、患者が妊娠していたことが後で判明しました。
DAP(Dose area product)とIVR基準点の空気カーマは装置に表示されています。
胎児の受けた放射線の量を教えて下さい。
平均的な症例を想定し、側方からの照射時の線量を計算すると入射面の空気カーマが1Gyの時に、子宮の平均組織吸収線量は0.01 mGyで、卵巣の平均組織吸収線は2.3 mGy程度と推定されます。
このように照射の条件がわかると臓器の線量は計算で推計できます。
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記事作成日:2010/03/04 最終更新日: 2010/08/04