原子力発電所事故後の現存被ばく状況での放射線防護のカテゴリーの記事は、保健福祉職員向け原子力災害後の放射線学習サイトに移行中です。
厚生労働省がとりまとめているデータ
各自治体のデータ
自主的な測定のデータ
データ例
穀類
Grains
全ての測定値 all | 福島県 Fukushima |
米(2012年12月20日公表分までのデータ)
Rice (as of December 20, 2012)
全ての測定値 all |
福島県 Fukushima |
野菜類
Vegetables
全ての測定値 all | 福島県 Fukushima |
500 Bq/kgまで(2011年11月16日公表分までのデータ)
(as of November 16, 2011)
全ての測定値 |
福島県 Fukushima |
ほうれん草
Spinach
500 Bq/kgまで(2012年10月30日公表分までのデータ)
as of October 30, 2012)
全ての測定値 |
500 Bq/kgまでのみ |
農業用被覆資材が影響を与えた例「ホウレンソウ」緊急時環境放射線モニタリング(緊急調査)結果概要
べたがけ資材・トンネル資材等の適切な保管についてきのこ
Mushroom
べたがけ資材・トンネル資材等の適切な保管について
きのこ
Mushroom
全ての測定値 |
福島県 Fukushima |
500 Bq/kgまで(2011年11月16日公表分までのデータ)
Mashroom (as of November 16, 2011)
全ての測定値 |
福島県 Fukushima |
果物(2011年11月16日公表分までのデータ)
fruit (as of November 16, 2011)
全ての測定値 |
500 Bq/kgまで |
福島県 Fukushima |
500 Bq/kgまで
全ての測定値 |
福島県 Fukushima |
その他の淡色野菜
The other light green vegetable
全ての測定値 | 福島県 |
たけのこ
Bamboo shoot
水産物
Fish and other sea-foods
2013年6月30日公表分までのデータ
as of June 30, 2013)
各月でそれぞれの食品群でNDの割合が6割を超えている場合にはNDの試料は検出限界値の半分とし、NDの割合が8割を超えている場合にはNDの試料は検出限界値の1/4としています。
あじ、いわし類 [48]
horse mackerel, sardine
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
さけ、ます [49]
salmon, trout
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
たい、かれい類 [50]
sea bream, flounder
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
まぐろ、かじき類 [51]
tuna, marlin
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
その他の生魚 [52]
the rest of raw fishes
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、山形県、群馬県、栃木県」以外 |
貝類 [53]
sea shell
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
いか、たこ類 [54]
squid,octopus
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
えび、かに類 [55]
shrimp,crab
茨城県 |
「青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県」以外 |
2011年11月16日公表分までのデータ
as of November 16, 2011)
全ての測定値 |
福島県 |
2012年10月31日公表分までのデータ
as of October 31, 2012)
全ての測定値 |
500 Bq/kgまで |
海産物の推移
水産庁
平成24年度 科学技術戦略推進費 「重要政策課題への機動的対応」に係るプロジェクト
高濃度に放射性セシウムで汚染された魚類の汚染源・汚染経路の解明のための緊急調査研究(平成25年6月)
ストロンチウム濃度
水産物の放射性物質の調査結果(ストロンチウム)(平成26年5月23日更新)
原発サイト周辺のモニタリング
請戸川沖合3kmでの平成25年7月2日に採取した海水試料(上層)では、放射性Srの放射性Csに対する比が0.5程度となるなど、放射性Srの放射性Csに対する比が増加している例があります。
(Cs-134:0.027Bq/L,Cs-137:0.055Bq/L,Sr-90:0.039Bq/L)
事故当時
・海流が北から南に流れていた
・東電福島原発南側がもっとも高い濃度
・表層のコウナゴやシラスなどで摂取制限を超えた
時間の経過と共に…
・放射性物質は海底に沈降
・表層の海水中の濃度は低下
・イワシやサバといった表層の魚の濃度は低下しつつある
・ヒラメやカレイといった底魚の濃度はまだ低下していない
・暫定規制値を超過するものがまだ採取されている
福島県は海面漁業を全域で自粛中(茨城県でも北部は自粛中)
福島県漁業協同組合連合会が取組んでいる試験操業のポータルサイト
原発北側は海流の関係で濃度が低い
・暫定規制値を超過する水産物はこれまで4検体のみ
・表層魚や原発北側では、暫定規制値を下回るように
漁業を再開しようとする動きがある
・原発南側の底魚の汚染状況が全体を示しているわけではない
・漁業を再開しても買い手がいないと考えられるため、仲買人らと漁業者が相談した再開を延期している
・一部の浮魚を採取する漁業を再開することを目標に、新たな規格値に対応出来る検査体制を構築しつつある
流通の実態
・水産物では、福島県の全域自粛がなされていることもあり、これまで暫定規制値を超過したものが流通したことは一度も確認されていない
・新たな規格値への対応がすすめられている(消費者の理解を得ることが重要)
福島のためにできること
福島県などによる調査結果
論文「原発事故が福島県の海産物に及ぼした影響」の公表について
500 Bq/kgまで
全ての測定値 | 福島県 |
あじ
horse mackerel
全ての測定値 | 福島県 |
タイ
Sea bream
全ての測定値 | 福島県 |
500 Bq/kgまで
全ての測定値 | 福島県 |
海藻
Sea weed
全ての測定値 |
肉・卵
Meat and egg
牛肉
Beef
全ての測定値 | 福島県 |
500 Bq/kgまで
牛乳
Milk
2012年12月20日公表分までのデータ
as of December 20, 2011)
100 Bq/kgまで
FAQ
2011年9月から10月に値が変化し、濃度が低下したように見受けられますが、牛乳への対策が功を奏したのでしょうか?
2011年10月以降、国の求めに応じて各自治体が検出限界値を明示することになったことが影響していると考えられます。
2012年3月から4月に値が変化し、濃度が低下したように見受けられますが、牛乳への対策が功を奏したのでしょうか?
2012年4月以降、新規格基準に対応するために、検出限界をこれまでよりも小さくしたことが影響していると考えられます。
2012年5月以降、最大値が段階的に低下傾向にあるように見受けられますが、牛乳への対策が功を奏したのでしょうか?
検出限界値の推移を反映していると考えられます。
福島産のみ
検出限界を超えたもののみ
グラフの説明
箱ひげ図の説明
上下のひげは、それぞれ上(下)側四分位数から、四分位範囲の 1.5 倍以内にあるデータのうちの最大(小)値まで引いています。
食品分類別の線量寄与の確率論的推計
probabilistic estimation of dose attribution for each foodstuff category
2012年12月20日公表分データ(現在、データクリーニング中です)を用いて食品からのセシウム-137による線量のうち、各食品別のセシウム-137による寄与割合の頻度分布を示します。
摂取制限を上回るデータは解析から除いています。
食品の摂取量は13-18歳の年齢階級の各食品分類別の摂取量分布を用いています。
摂取量分布が利用できなかった食品分類では摂取量の算術平均を用いています。
コメ[1]
米加工品[2]
小麦粉類 [03]
パン類(菓子パンを除く) [04]
菓子パン類 [05]
うどん、中華めん類 [06]
パスタ [08]
その他の小麦加工品 [09]
そば・加工品 [10]
とうもろこし・加工品 [11]
さつまいも・加工品 [13]
じゃがいも・加工品 [14]
その他のいも・加工品 [15]
豆腐 [19]
その他の豆・加工品 [23]
種実類 [24]
トマト [25]
にんじん [26]
ほうれん草 [27]
ピーマン [28]
その他の緑黄色野菜 [29]
キャベツ [30]
きゅうり [31]
大根 [32]
たまねぎ [33]
はくさい [34]
その他の淡色野菜 [35]
野菜ジュース [36]
葉類漬け物 [37]
たくあん・その他の漬け物 [38]
いちご [39]
柑橘類 [40]
りんご [42]
その他の生果 [43]
ジャム [44]
果汁・果汁飲料 [45]
きのこ類 [46]
海草類 [47]
あじ、いわし類 [48]
さけ、ます [49]
たい、かれい類 [50]
まぐろ、かじき類 [51]
その他の生魚 [52]
貝類 [53]
いか、たこ類 [54]
えび、かに類 [55]
魚介(塩蔵、生干し、乾物)[56]
魚介(佃煮)[58]
魚介(練り製品)[59]
牛肉 [61]
豚肉 [62]
ハム、ソーセージ類 [63]
その他の畜肉 [64]
鶏肉 [65]
肉類(内臓)[67]
鯨肉 [68]
卵類 [70]
牛乳 [71]
チーズ [72]
発酵乳・乳酸菌飲料 [73]
その他の乳製品 [74]
植物性油脂 [78]
茶 [89]
味噌 [96]
その他の調味料 [97]
強化栄養素、特保 [99]
水産物中の放射性ストロンチウム濃度
厚生労働科学研究費補助金による測定結果について
水産総合研究センターによる水産物ストロンチウム調査結果
下側の水産総合研究センターによる資料で5,1011の試料でSr-89/Sr-90比が東京電力福島第一原子力発電所事故に由来すると考えると非合理的なのは何故ですか?
これらの試料では、東京電力福島第一原子力発電所事故による寄与が相対的に小さいからだと考えられます。
Sr-89とSr-90の比
事故時のSr-89とSr-90の比は14程度なので、一月後(2011年4月)の比は10程度となり、9ヶ月後(2011年12月)の比は、0.4程度になると考えられます。
放射性Srと放射性Csの比
下側の水産総合研究センターによる資料で5の放射性Srと放射性Csの比は0.02程度となっています。
この試料は、放射性セシウムによる線量が全体の半分を占めるという2012年4月以降に適用されている食品の基準値の誘導の前提の範囲内にあります。
FAQ
野生きのこでCs-134がCs-137に比べて小さいのは何故ですか?
これらの試料では、東京電力福島第一原子力発電所事故による寄与が相対的に小さいからだと考えられます。