平成22年度の医療放射線監視研修

平成22年度 医療放射線監視研修の風景です。

研修の風景

受付


受付中です。

講義


緒方先生によるリスクの講義では、様々な例が提示され、リスクについての考え方が深まったという感想を頂きました。

講義を受けている研修生
どの講義も研修生とのやりとりを大切にしています。

X線管理測定実習


遮へい計算がどの程度安全側か測定で確認しました。

測定器の応答確認や鉛プロテクタの遮へい能力のエネルギー依存性を確認しています。

幾何学的条件を設定しています。

散乱体からの距離を確認しています。

わずかに空いたドアの隙間からの漏えいX線の存在を確認しました。
ばく射前(ドア開放)

ごくわずかですが、漏えいが確認できました。
ドアを閉めると、漏えいは確認できませんでした。

ガンマ線分析実習では環境中の医療系核種や医療用加速器の放射化核種の測定も試みました。

骨に取り込まれたSr-89からの放射線です。
赤い線はβ線で黒い線が制動放射です。

研修生からの感想

・事例研究では背景や問題点について考えることで、法的根拠の理解が深まりました。今後は問題意識を持ちながら、放射線管理を見直していきたいと思います。
・ 自分のレベルが改めて認識でき、職場で取り組むべきポイントが把握できました。
・ 遮へい計算が苦手(特に核医学、放射線治療)なのでもう少しじっくりやってみたかったです。基礎的な内容をもっと増やして欲しいです。
その他の感想

医療放射線監視研修の案内

国立保健医療科学院 医療放射線監視研修

過去の研修

平成21年度の研修

記事作成日:2010/04/20 最終更新日: 2016/02/28