ハイブリッドERと放射線防護

優れたシステムの開発で放射線防護にも配慮されています。

ハイブリッドERとは?

HERS研究会

『2011年に救急領域では世界で初めて、大阪急性期・総合医療センターの初療室にIVR-CTが導入されました。これにより患者の移動なしに初期治療、CT検査、動脈塞栓術、ダメージコントロール手術が可能となり、診断と治療という2つのプロセスが1箇所で行える初療室という意味から、ハイブリッド ERと呼ばれています。』
関西医科大学総合医療センター

有用性の検証

The Survival Benefit of a Novel Trauma Workflow that Includes Immediate Whole-body Computed Tomography, Surgery, and Interventional Radiology, All in One Trauma Resuscitation Room: A Retrospective Historical Control Study.

従事者の防護

救急分野での労働者間の配慮例

『先生方は私が放射線被曝しないようにとCTを代わって下さったり』

業務の手順を見直した例

『救急救命士の研修対応としての放射線防護策の検討を行うことで放射線防護への関心が高まり、看護職からの提案に基づきエックスン線診療室内での待機を取りやめ室外に退避なさることになったそうです。

行政への手続

平成29年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新たな治療手法に対応する医療放射線防護に関する研究」(H28-医療-一般-014)(研究代表者:細野 眞)分担研究報告書「医療放射線防護の国内実態に関する研究」

かつての試み例

MRX手術室

MRX手術室における術中画像診断を併用した標準的乳腺外科手術法の確立に関する研究
外科手術に効果大きいMR設置のMRX手術室開設と応用開始
術中MRI手術の有用性と将来性
MRX手術室を利用した骨軟部腫瘍に対する画像支援手術の研究

救急救命士の病院実習

救急救命士養成所の臨床実習施設における実習要領及び救急救命士に指示を与える医師の確保について
消防救第38号 救急救命士の資格を有する救急隊員の再教育の一部改正について(平成28年3月31日)
「救急救命士の病院内実習検討委員会」報告書
二宮宣文.救急救命士病院実習の指導体制・指導内容の現状調査
入札公告:医療機関に所属する救急救命士に対する研修体制整備事業

救急救命士の再教育に係る病院実習の手引

5. 実習期間

本手引きを用いて病院での実習内容を明確化、効率化すれば病院実習期間は1年当たり実質24時間(2年間で実質48時間)程度で修了可能と考えられる。

救急業務に携わる職員の生涯教育の指針

救急業務に携わる職員の教育のあり方
救急業務に携わる職員の生涯教育の指針

記事作成日:2019/02/23 最終更新日: 2023/08/17