患者に投与された放射性核種は下水処理場に集まらないのですか?

リスクは十分に小さい(=公衆の線量限度を確実に担保できる)ことが確認されています。

Q.核医学で使われる放射性核種は、下水処理場に集積すると思うのですが、危なくないのですか?

A.下水処理場でこれらの核種は検出されますが、そのリスクは十分に小さいと考えられます。

参考資料

Discharge of Radioactive Material into Public Sewers: The Regulatory Dilemma
ICRP, 2019. Radiological protection in therapy with radiopharmaceuticals. ICRP Publication 140. Ann. ICRP 48(1).
ICRP Publ.94 非密封放射性核種による治療を受けた患者の解放
患者から排泄された放射性ヨウ素の環境中での経路が説明されている。

平成17年度厚生労働省科学研究費補助金 医療技術評価総合研究事業
「医療放射線分野における法令整備等含めた管理体制に関する研究」
(主任研究者:油野民雄)
分担研究報告書「医療機関における適切な放射線防護及び関連する制度についての研究」課題(4):医療機関から公共下水道に排出される排水中の放射能濃度

アイルランドでの評価例

Review of Best Practice in relation to Iodine-131 Ablation Discharges to Sewer

経済産業省 資源エネルギー庁:よくある質問とその答え

Q.67:福島県圏内の焼却施設からは検出されていない、ヨウ素131が検出されるのは、医療由来と聞いたのですが、これが原因でしょうか。また、同様に下水処理場からガリウム67が検出されることがあるようです。

欧州委員会での資料

“Management of liquid radioactive effluents arising from medical establishments in EU Member States and Candidate Countries – MEDIWASTE”

MEDIWASTE – management of liquid radioactive effluents arising from medical establishments in EU member states and candidate countries
Technical seminar
Brussels, February 4th 2010
イントロ資料 (pdf file, 90kB)
各国の実情 (pdf file, 344kB)
II INTERNATIONAL CONFERENCE ON RADIOECOLOGICAL CONCENTRATION PROCESSES (50 years later)

関連記事

甲状腺機能亢進症で放射性ヨウ素を投与された方へ

核医学検査を受けた患者さんからの放射線

放射性医薬品投与後は減衰を待って帰宅した方がよいのでしょうか?

平成21年度の観測結果

第52回環境放射能調査研究 成果論文抄録集 (平成21年度)(pdf file, 4.4 MB)
環境中の放射能の調査
大阪府だけではなく兵庫県、北海道でもごく微量(=H24年度から導入されるであろう基準の1/1,000を下回るレベル)の医療由来核種が水道関係(水道水(蛇口水)、水道原水)の試料で検出されています。

水道原水での検出例

水道原水での検出例
千葉県における上水(蛇口水)の核種分析結果(3か月間採取)
北海道の茨戸湖(陸水、湖沼水、淡水)でのI-131(mBq/l)

試料
採取開始日
放射能濃度放射能濃度
誤差
2009/07/2450.57
2010/07/16130.54
2011/07/22検出されず
2012/07/17160.76
2013/07/124.91.6
2014/07/147.82.1

英国での検討結果

NRPB W-63 Radiological Assessments for Small Users

米国での検討結果

Toxic Substances Portal

IODINE
Iodine-131 in Sewage Sludge from a Small Water Pollution Control Plant Serving a Thyroid Cancer Treatment Facility

平成15年厚生労働省科学研究費補助金(医薬安全総合研究事業)
「医療行為に伴い排出される放射性廃棄物の適正管理に関する研究」

核医学施設における排水管理の合理的処理方法に関するガイドライン(案)

関連する研究発表

Volker Hormann and Helmut W. Fischer. A simple compartment model for the dynamical behaviour of medically-derived 131I in a municipal wastewater treatment plant

Preliminary Comparison of Radioisotope Helmut W.Fischer, Yoshiyuki Yokoo. Concentration in Sewage Sludge after the Fukushima and Chernobyl Accidents.

平成19年度全国衛生化学技術協議会

都市環境に放出される放射性医薬品のモニタリング

整理中

大気中に放出された医療系核種による公衆への電離放射線曝露量の推計
観測例
Detection of radioactive iodine at trace levels in Europe in January 2017
患者の居宅でも使えるかもしれない方法のアイデア例

排水設備周囲の線量率

Monte Carlo Calculation of External Dose Rate around a Radionuclide Reservoir Tank Using EGS4(pdf file, 520kB)

第44回 アイソトープ・放射線 研究発表会(2007年)

ポスター前半
ポスター後半

観測例

Ge半導体検出器による観測例

流入水
下水処理場への流入水
脱水汚泥
脱水汚泥の測定例
汚泥焼却灰
汚泥焼却灰

The Bremen State Radioactivity Measurements Laboratory

Radioactivity Measurements Laboratory

国土交通省

下水汚泥等の放射能濃度測定結果

山梨県

(第3回)山梨県流域下水道汚泥中の放射性物質の調査結果について(速報)(pdf file, 57kB)

長野県松本市

下水道汚泥の検査結果について
市民団体から要望例
○下水汚泥から放射性ヨウ素が検出された場合は数値とともに福島原発由来のヨウ素でない等のコメントの掲載を検討していただけますか?
市民団体から質問例
2013年10月17日 上田市の下水汚泥から放射性ヨウ素が検出されたことに関連して、長野県内の医療施設の放射性ヨウ素の使用量等について長野県にお聞きしました。

山形県

下水汚泥中の放射性物質の測定結果について
下水汚泥中の放射性物質の測定結果

平成23年度から、本県が管理する4箇所の流域下水道の浄化センターから発生する下水汚泥に含まれる放射性物質の測定を行ってきましたが、近年は基準値より十分低い値で推移していることから、令和2年度をもって定期測定を終了することとしました。

今後は、新たな放射性物質の飛散があった場合などの異常時に測定を行います。

直近の測定結果
施設名所在地試料採取日放射性ヨウ素
(ベクレル/kg)
セシウム134
(ベクレル/kg)
セシウム137
(ベクレル/kg)
セシウム合計
(ベクレル/kg)
山形浄化センター天童市大町令和2年8月5日15不検出
(<0.70)
3.23.2
村山浄化センター村山市大久保令和2年8月5日42不検出
(<0.46)
2.5 2.5
置賜浄化センター南陽市宮崎令和2年7月28日不検出
(<0.79)
不検出
(<0.70
不検出
(<0.97)
不検出
庄内浄化センター庄内町家根合令和2年8月5日不検出
(<0.53)
不検出
(<0.54)
不検出
(<0.59)
不検出

検査結果の括弧内は、検出下限値です。検出下限値とは、検査機器で測定できる最小の値のことであり、放射性物質の測定結果がこの数値未満である場合、「不検出」と表記します。
放射性ヨウ素が検出されている理由については、医療由来の放射性物質の影響が考えられます。放射性ヨウ素剤を用いた治療等を受けた方の尿などに含まれる放射性ヨウ素が、自宅のトイレなどから下水道に流入したものと推定されます。

日本下水道施設業協会

第7回公開講座「放射性廃棄物の観点からの下水汚泥処理処分の課題」

岩手県奥州市

公共下水道施設で発生する汚泥等の放射性物質濃度測定結果について

熊本市上下水道局

平成25年2月の測定で城南町浄化センターの下水汚泥から4,500Bq/kgの放射性ヨウ素131が検出されていますが、これを1時間あたりの外部被ばく線量に換算すると0.00028μSv/hとなり、熊本県の環境放射能水準調査における過去の大気中の平常時の値(0.021μSv/h~0.067μSv/h)よりはるかに少ない値です。(中略)放射性ヨウ素については、文部科学省の環境放射能調査研究成果論文、他都市の調査結果、日本医学放射線学会等の「放射性ヨウ化(I-131)ナトリウムカプセルを用いた内用療法の適正使用マニュアル」などによると、がん治療などの医療目的に使用された放射性ヨウ素が患者の体内から排出され、下水に流入したことが原因ではないかと考えられます。
内部被ばくのリスクも推計できます。

長崎市上下水道局

510 ベクレルの放射性ヨウ素から受ける放射線を年間の外部被ばく線量に換算すると、0.0002 ミリシーベルトに相当します。宇宙からの放射線等など自然界から被曝している線量は、日本の年間平均は 1.5 ミリシーベルトとされていることから、今回検出された放射線濃度は問題ないものです。
計算根拠は示されていないようですが、510 BqのI-131を乳児が経口摂取したとすると、線量換算係数として、1.40E-04mSv/Bqを用いると7.14E-02 mSvの預託実効線量となります。

清掃工場での集積例

東京二十三区清掃一部事務組合

飛灰の放射能濃度測定結果例

清掃関係業界への配慮の必要性に言及している例

絹谷 清剛.アイソトープ内用療法の現状と将来のために考えるべきこと

原子力発電所事故との関連記事

原子力発電所内のI-131

懸念表明例

放射性ヨウ素、いま東京で検出のナゼ????(その2)

RI治療病床の確保に関して議論している例

RI 内用療法の将来展望と提言

トレーサとしての活用例

Medically-Derived 131I as a Tool for Investigating the Fate of Wastewater Nitrogen in Aquatic Environments

医療機関の放射線管理への疑念が表明されている例

排水時では試料を減衰させて測って、その結果放射性物質がないと説明しているのではないか?

第105回女川原子力発電所環境保全監視協議会会議録
例えば半減期8日という話も女川町議会においても出ましたが、半減期を越してから測定してるのではないかというような話まで出るわけです。そういうことではないという話はしておりますが、理屈を立てるとそういうことになってきます。ですから、どこに原因があるのかという我々の対応というのは非常に難しいものです。

試料採取日時と測定日時は記録されており、試料が減衰した後に計測してなかったことにすることはできません。

様々な資料

Management of radioactive waste from the use of radionuclides in medicine
An overview of radioactive waste disposal procedures of a nuclear medicine department
EPA. A Regulators’ Guide to the Management of Radioactive Residuals from Drinking Water Treatment Technologies
GROUNDWATER INFORMATION SHEET Radionuclides
NUCLEAR REGULATION:Action Needed to Control Radioactive Contamination at Sewage Treatment Plants

トレーサーとしての活用例

RADIOACTIVE RESIDUES ASSOCIATED WITH WATER TREATMENT

Liquid Scintillation Counting Methodology for 99Tc Analysis: A Remedy for Radiopharmaceutical Waste

Volume 1: Task 2.1 Report Radiological Risk Assessment for King County Wastewater Treatment Division

Output of radiopharmaceutical nuclides of known injected doses from a municipal sewage treatment system.

環境負荷の軽減

診療用放射性薬剤の拡散前トラップ手法の開発
環状オリゴ糖を用いた新しい放射性ヨウ素回収・保持システム開発に向けた基礎的研究

要望例

Lu-177

放射性医薬品の投与患者の退出基準の緩和

医療機関から排出される廃棄物の下水処理への影響への懸念例

都内医療機関における医療廃棄物処理の実態調査 ~医療廃棄物の適正処理のために~

A STUDY OF EFFLUENT CONTROL TECHNOLOGIES EMPLOYED BY RADIOPHARMACEUTICAL USERS AND SUPPLIERS
Analysis of air discharges from a radiopharmaceutical production center based on a cyclotron
Medical radioisotopes in the environment – following the pathway from patient to river sediment
Design of patient rooms and automatic radioiodine-131 waste water management system for a thyroid cancer treatment ward: ‘Suandok model’
Radioactive Waste Management in A Hospital

衛生労働者の健康問題

WHO

New report exposes horror of working conditions for millions of sanitation workers in the developing world
Health, safety and dignity of sanitation workersAn initial assessment

規制

§ 20.2003 Disposal by release into sanitary sewerage.

(a) A licensee may discharge licensed material into sanitary sewerage if each of the following conditions is satisfied:
(1) The material is readily soluble (or is readily dispersible biological material) in water; and
(2) The quantity of licensed or other radioactive material that the licensee releases into the sewer in 1 month divided by the average monthly volume of water released into the sewer by the licensee does not exceed the concentration listed in table 3 of appendix B to part 20; and
(3) If more than one radionuclide is released, the following conditions must also be satisfied:
(i) The licensee shall determine the fraction of the limit in table 3 of appendix B to part 20 represented by discharges into sanitary sewerage by dividing the actual monthly average concentration of each radionuclide released by the licensee into the sewer by the concentration of that radionuclide listed in table 3 of appendix B to part 20; and
(ii) The sum of the fractions for each radionuclide required by paragraph (a)(3)(i) of this section does not exceed unity; and
(4) The total quantity of licensed and other radioactive material that the licensee releases into the sanitary sewerage system in a year does not exceed 5 curies (185 GBq) of hydrogen-3, 1 curie (37 GBq) of carbon-14, and 1 curie (37 GBq) of all other radioactive materials combined.
(b) Excreta from individuals undergoing medical diagnosis or therapy with radioactive material are not subject to the limitations contained in paragraph (a) of this section.

ピットホール例

排水管内でのRIの滞留

For Ablative I-131 therapy, is there a well known/established value for the percentage of I-131 that adheres to pipes after patient excretion?

下水処理場でのモニタリング

11 都市下水の放射能調査(Ⅰ)ヨウ素 – 北海道立衛生研究所
千坂 治雄, 鈴木 隆司, 岡野 安宏, 猪越 幸雄, 堀口 泰裕, 山本 龍夫, 都市排水中放射能のin situ測定, RADIOISOTOPES, 1979, 28 巻, 6 号, p. 374-376.
千坂 治雄, 鈴木 隆司, 猪越 幸雄, 岡野 安宏, 堀口 泰裕, 山本 龍夫, 都市排水中の放射能, 保健物理, 1982, 17 巻, 4 号, p. 521-526.
鈴木 隆司, 岡野 安宏, 杉浦 城春, 猪越 幸雄, 下水汚泥中に含まれる核医学で使用されている核種の放射能濃度及び被曝線量評価, 保健物理, 1998, 33 巻, 2 号, p. 163-170.
Nakamura, Ayako*; Hayabuchi, Naofumi*; Osaki, Tomoe†; Osaki, Susumu‡. OUTPUT OF RADIOPHARMACEUTICAL NUCLIDES OF KNOWN INJECTED DOSES FROM A MUNICIPAL SEWAGE TREATMENT SYSTEM. Health Physics 88(2):p 163-168, February 2005. | DOI: 10.1097/01.HP.0000144577.34056.98
中村 綾子, 大崎 進, 早渕 尚文, 都市下水処理システムにおける核医学で使用した放射性核種の動向, RADIOISOTOPES, 2001, 50 巻, 8 号, p. 343-352.

How sewage could reveal true scale of coronavirus outbreak
三浦 尚之, 風間 しのぶ, 今田 義光, 真砂 佳史, 当广 謙太郎, 真中 太佳史, 劉 暁芳, 斉藤 繭子, 押谷 仁, 大村 達夫.感染性胃腸炎流行の早期検知を目的とした下水中ノロウイルスモニタリングの有用性

UK. Research and analysis. Radionuclide discharges to sewers

National Institute for Public Health and the Environment. Ministry of Health, Welfare and Sport. Radioactive material used in hospitals detected in sewage water

リスク評価

Barbosa N, Castillo LS, Quimbayo JS. Discharges of Nuclear Medicine Radioisotopes: The Impact of an Abatement System. Health Phys. 2022 May 1;122(5):586-593. doi: 10.1097/HP.0000000000001543. PMID: 35383635.
Vives I Batlle J, Sweeck L, Fiengo Pérez F. Impact of medical radionuclide discharges on people and the environment. J Environ Radioact. 2024 Feb;272:107362. doi: 10.1016/j.jenvrad.2023.107362. Epub 2024 Jan 5. PMID: 38183869.

造影剤

MRI造影検査後に尿中排泄された造影剤はどこにいく?

医療機関の排水設備

病院における排水設備

浄化槽の管理

浄化槽リノベーション推進検討会
浄化槽管理者への設置と維持管理に関する指導・助言マニュアル
建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理 対象人員算定基準(JIS A 3302-2000) Estimation of population for waste water purifier of buildings
小関 聡恵((一社)浄化槽システム協会講師団).RI(放射性同位元素)排水処理と浄化槽(月刊浄化槽 2020年9月号)
RI(放射性同位元素)排水処理と浄化槽

坂元 幹夫.ラジオアイソトープ処理施設の施工報告. 西松建設技報 VOL.24

下水疫学調査

WHO. Environmental surveillance for SARS-CoV-2 to complement other public health surveillance
北島 正章,原本 英司.下水中の新型コロナウイルスの分析
東 剛志, 菅原 民枝, 中田 典秀, 山下 尚之, 三野 芳紀, 田中 宏明, 大日 康史, 下水中の抗インフルエンザ薬成分を用いた疫学調査手法の検討, 環境技術, 2014, 43 巻, 4 号, p. 226-232
Nattino G, Castiglioni S, Cereda D, et al. Association Between SARS-CoV-2 Viral Load in Wastewater and Reported Cases, Hospitalizations, and Vaccinations in Milan, March 2020 to November 2021. JAMA. Published online April 01, 2022. doi:10.1001/jama.2022.4908

JSRT

核医学部会RI内用療法班

[お知らせ]核医学治療の適正使用における実態調査アンケートのお願い

I-125シード線源での事例

Event Notification Report for January 01, 2019

During the search of the missing I-125 seed on December 13, 2018, licensee staff surveyed the surgical suite and recovery room of the patient. The licensee staff were not able to find the missing seed. During the survey, licensee staff also questioned the nursing staff and it was noted that a nurse emptied a catheter bag into a toilet shortly following the completion of surgery. Licensee staff believe that the missing I-125 seed may have been flushed and disposed in the sanitary sewage system.

医療放射線の適正管理に関する検討会

2018年4月27日 第5回医療放射線の適正管理に関する検討会

○渡邉構成員 ありがとうございます。
 確認させていただきたいのですが、先ほど脱落がございましたけれども、患者さんが退院後に脱落したときの線源の取り扱いというのは、学会で何かつくられているのでしょうか。
○茂松構成員 脱落線源があった場合は当該施設に提出していただくことになっております。その場合は、それを洗浄し除菌してアイソトープ協会に返却しなければいけないというようになっております。その場合、その線源の運搬に伴う患者さんの被ばくや、処置に伴う医療者の被ばくの方が問題になることもあり、脱落線源は提出せずに流してしまってほしいと考えている施設もあるように聞いております。
○米倉座長 佐々木課長、お願いします。
○佐々木地域医療計画課長 実態としてはさまざまなケースがあると思いますが、指針を守って実施していただきたいと考えております。指針を守って、適正に管理、実施していただくという前提で緩和の議論をしているということを引き続き御理解いただければと思います。
○茂松構成員 わかりました。
○米倉座長 再度の確認です。よろしいですね。
 渡邉構成員。
○渡邉構成員 今の件ですけれども、今、課長がお答えになったのですが、ちょっとパンドラの箱をあけぎみかなと思うので迷った件もあるのですけれども、ただ、中核市のようなところにいますと、私自身、環境を考えないといけません。患者さんの尿がどこに行くかといったら、最終的に下水処理場に行きます。お聞きしたかったのは、おむつをしているような高齢者の男性の場合、おむつにそのままくるまれて出てきてしまうのでしょうか。そうすると、ごみ集積場、大抵下水処理場と一緒ですが、そのような施設にきちっと周知しておかなければならないと思いまして、そういう意味で、どういうふうに患者さんに御指導されているのですかとお聞きした次第であります。
 ありがとうございます。

IAEA

IAEA-TECDOC-1040 Design and implementation of a radiotherapy programme: Clinical, medical physics, radiationprotection and safety aspects

Procedures which are unique to LDR sources are:

g) If the source storage and preparation room is also the applicator loading room, there should be a sink for cleaning of the applicators. However, a sink can also lead to a loss of sources to the sewerage when inadvertently a source is left in the applicator or a patient

観察された現象に関して科学的に説明すべきとの議論例

2012年2月17日 第6回水道水における放射性物質対策検討会議事録
公共下水関係でも核医学治療に用いる核種だけでなく診断領域の核種も容易に検出されることがあります。

歴史的な経緯

State of Washington ENVIRONMENTAL RADIATION PROGRAM. THE PRESENCE OF RADIONUCLIDES IN SEWAGE SLUDGE AND THEIR EFFECT ON HUMAN HEALTH

記事作成日:2010/04/01 最終更新日: 2024/10/11