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薪ストーブをめぐる近隣トラブル
たき火と空間線量率
落ち葉を使ったたき火や薪を燃やした火おこし
薪周囲の線量率
灰の線量?とストーブ回りの線量の計測単位の違いが解りません。
この線量計でを灰を測ると毎時0.13マイクロシーベルト位しかでません(雨水の流れ出る樋の近くでは0.25マイクロシーベルトでした)。
ベクレル[Bq]とシーベルト[Sv]
ベクレルは放射性物質の量を示します。
シーベルトは放射線の量を示します。
ベクレル[Bq]からシーベルト[Sv]への換算
前提によります。
どのシーベルト?
シーベルトには色々あります。
・体全体への線量を考えた単位である場合
・(局所の)皮膚を考えた単位である場合
・その他
線源がどこにある?
体の外、体の表面、体の中(摂取時点評価)
外部被ばくでの線源の形状や線源との距離など幾何学的条件
点線源、面線源、容積線源、その他
換算例
外部被ばく
灰の量が1kgで線源の量がCs-137で2kBqで、線源が点と見なせて、線源から距離1 mでの線量率(線量計が1cm線量当量を測っている場合)
線量当量率換算係数
0.0927[µSv h-1 MBq-1 m2]
推計結果
0.2nSv/h(=0.0002μSv/h)
内部被ばく
吸い込む灰の量がわかれば線量は推計できます。
吸い込む灰の量は、空気中の粉じんの放射性物質の濃度と滞在時間などから推計できます。
調理に用いた場合の線量の増加も同様に推定できます。
内部被ばく
参考資料
環境省
薪ストーブ等の使用に伴い発生する灰の被ばく評価について
東北地方及び関東地方における一般家庭等で使用される 薪及び薪の灰等の調査結果について
林野庁
木質ペレットの当面の指標値の設定について(関連通知一覧)
木質ペレット及びストーブ燃焼灰の放射性セシウム濃度の調査結果及び木質ペレットの当面の指標値の設定等について
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