Ⅵ.医療従事者の線量

医療従事者が受ける線量は原子力発電所の作業者よりも少ない?

問題

医療従事者が受ける線量は原子力発電所の作業者よりも少ない?

1.原子力発電所の作業者の線量の方が大きい
2.医療従事者の線量の方が大きい

解答

2.医療従事者の線量の方が大きい

平成20年度に原子力発電所の作業者72,560人中、20 mSvを超えた方はお一人でした。

医療従事者では、平成27年度に343,595人中247人の方が、20 mSv/yを超えていました。
医療従事者の線量

これらの中には測定の誤りが含まれている可能性がありますが、20 mSvを超えた線量の人の割合は、医療従事者の方が高くなっています。目の水晶体の等価線量では、診療科・職種別にみると内視鏡室の看護師で新しく導入が予定されている線量限度である100mSv/5yを超えると考えられる20mSv/yを超える職員の割合が最も高くなっています(50%)

IAEA

X線透視における従事者防護の要点:10

診療科別

整形外科
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記事作成日:2010/05/13 最終更新日: 2020/02/27