用語
ふ/D
風評被害(仲買人による買い控え) damage caused by negative reputation, harmful rumor
economic damageとdiscriminationをもたらすとされる。
わずかではあるかもしれないがリスクの増加をもたらしうる面を軽視すべきではないとの意見もあるが、リスクの程度は推計できると考えられます。
原子力災害でも社会的課題
「風評被害」という用語を使うことの背景
原子力災害での社会的課題として認識されているものとして風評被害がある。吉川肇子は、食の風評被害の定量化に関する実証的調査研究で、「風評被害」という用語を使う構造について論じており、その実像を元に問題解決にあたるべきと主張している。
文献
食の風評被害の定量化に関する実証的調査研究
『人々の心理・消費行動』を想像することによる被害?
その考え方に沿ったものとして、関谷直也は風評被害とは何か?考えられる対策とは何か?を論じている。検討の結果、風評被害は、『「人々は安全か危険かの判断つかない」「人々が不安に思い商品を買わないだろう」と市場関係者・流通業者が想定した時点で、取引拒否・価格下落という経済的被害が成立する。』する『いわば「『人々の心理・消費行動』を想像することによる被害」』として、流通業者・関係者へのアプローチを推奨している。
文献
関谷直也, 「「風評被害」の社会心理―「風評被害」の実態とそのメカニズム―」
関谷 直也.東日本大震災後の不安と情報行動(<特集>災害と情報)
参考資料等
福島県
NASAKE - Fukushima Sake Story -
NASAKE2 Fukushima Sake Story
福島県風評・風化対策強化戦略について
チャレンジふくしま消費者風評対策事業
風評・風化対策の強化【戦略に基づく取組状況】(H28.4.20)
観光客入込数と教育旅行の推移
H28年度は観光客入込数は92%に回復し教育旅行も61%に回復。
「ふくしまプライド。」を全世界へ伝えるアニメ「食べちゃったっていいのにな!」の配信について
食べちゃったっていいのにな!
2018年度福島県のタイにおけるプロモーション活動について
ふくしま県GAP(FGAP)認証制度
FGAPは、農林水産省の「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」に準拠し、放射性物質対策を含めた本県独自の基準に基づき、GAPを実践する生産者、団体を県が認証する新たな制度です。
公益財団法人福島県観光物産交流協会
ホープツーリズムとは
浪江町議会
浪江町居住制限区域の米の配布自粛を求める意見書(平成26年6月17日)
農林水産省
福島県産農林水産物等の販売促進に向けた取組について
福島県産農林水産物の風評払拭対策協議会
令和元年度福島県産農産物等流通実態調査結果について
福島県産農産物等の販売不振の実態と要因を明らかにするため、福島復興再生特別措置法に基づき、福島県産農産物等の生産・流通・販売段階の実態を調査し、取りまとめましたので、お知らせします。
平成30年度福島県産農産物等流通実態調査の結果について
福島県産農産物等の販売不振の実態と要因を明らかにするため、福島県産農産物等の生産・流通・販売段階の実態を調査しました。
全国と比較した統計データ
内閣府
風評被害への対応
平成28年度 先駆的プログラム (国と地方とのコラボレーションによる先駆的プログラム) (地方消費者行政推進交付金)
復興庁
風評被害払拭に関する取組み
風評対策強化指針(平成26年6月23日)
風評対策強化指針のフォローアップ、平成27年6月4日
福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」を設立します。
風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略 ポータルサイト
(復興庁)福島の風評の払拭に向けて「親子で学ぼう」(WEB動画イントロダクション)
復興庁 風評の払拭に向けて キャイーンの福島探訪記 完成
キャイ〜ンの福島探訪記 美味しい魚とスーパー科学に出会った
注釈
日本以外の国では自然放射線対策も講じられています。
基準値の比較ではフェーズの違いも考慮する必要があるでしょう(訂正例)。
経済産業省
福島県産農産物等流通実態調査結果に基づく指導、助言等を行います
東日本大震災からの復興に向けた福島県産品の販売促進に係る協力要請文書を発出しました(平成27年11月17日)
WTO上級委員会報告書の結果を踏まえた対応方向について
WTO
DISPUTE SETTLEMENT SYSTEM TRAINING MODULE
質問主意書
福島の風評被害に関する質問主意書
地方自治体
埼玉県
H29年度には福島県への修学旅行が半分にまで回復
目黒区
第38回目黒区民まつり
子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業 1次採択団体一覧表
民間機関
smartcitymove
ふくしま応援企業ネットワーク
生協
福島被災地スタディツアー
疫学研究を巡って
Voice from Fukushima:responsibility of epidmiologists to avoid irrational stigmatisation on children in Fukushima
データとその解釈の質の確保
Combating Fake News and social stigma after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant incident - the importance of accurate longitudinal clinical data
解決に向けての戦略は?
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放射線を心配なさっておられる方々は、この議論を受け入れられるかしら… |
風評被害と情報発信、情緒と科学
小山良太.福島県産品に対する風評の実態と農業再生に向けた取り組み
五十嵐泰正.原発事故と「食」
報道例
終わらない風評被害 「安全なのに売れない」福島のコメ
今年産米JA概算金 原発事故前水準に回復 県内全域需要反映、仮払金増へ
過去の事例
よみがえった美しい水と豊かな大地~イタイイタイ病に学ぶ~
検討例
(公財)日本都市センター
自治体の風評被害対応 ~東日本大震災の事例~
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