コラム
制度
楢葉町自家用飲料水安全確保対策補助制度
原子力損害賠償紛争審査会
第 33 回原子力損害賠償紛争審査会
5. 沢水や井戸水を利用していた者への井戸の採掘費用等の賠償
・沢水や井戸水を利用していた家庭の深井戸掘削費用や新たに井戸を掘削するときの費用を別枠で賠償してほしい。
【ご回答】飲料水につきましては、日々の生活の根幹をなすものであり、その安全性確保は帰還後の生活再建において極めて重要です。従前、沢水、湧水、浅井戸の水を飲料水として使用されていた方々は、当社事故によりその安全性に不安を抱かれていることから、飲料水の放射線量測定結果等を踏まえて、深井戸の掘削やフィルターの設置等の賠償につきまして、今後も関係各所と調整してまいります。
なお、具体的な取り組みとして、葛尾村で避難指示解除見込み時期が当社事故発生時から3年と設定された区域にお住まいだった方につきましては、上記の賠償を実施させていただく予定で検討を進めており、平成 26 年3月までに設置する予定です。他の 地域につきましては今後対応を検討してまいります。
総合特別事業計画(抄)
・飲料水の安全性確保に関する賠償
従前から、沢水、湧水、浅井戸を使用されていた方々は、原子力事故により飲料水の安全性に不安を抱かれている。飲料水は日々の生活の根幹をなすものであり、その安全性確保は帰還後の生活再建において極めて重要である。
このため、飲料水の放射線量測定結果等を踏まえ、深井戸の掘削やフィルターの設置等につき賠償するべく、関係各所と調整していく。
福島県原子力損害対策協議会
帰還後の生活に必要不可欠な飲料水の確保のため、井戸水や沢水に頼らざるを得ない地域における井戸の掘削費用等について、十分な賠償を行うこと。
放射性物質の除去
Koji Kosaka, Mari Asami, Naoya Kobashigawa, Keiko Ohkubo, Hiroshi Terada, Naohiro Kishida, Michihiro Akiba, Removal of radioactive iodine and cesium in water purification processes after an explosion at a nuclear power plant due to the Great East Japan Earthquake,Water Research,Volume 46, Issue 14,2012,Pages 4397-4404
[Mariya Ikari, Yoshihiko Matsui, Yuta Suzuki, Taku Matsushita, Nobutaka Shirasaki, Removal of iodide from water by chlorination and subsequent adsorption on powdered activated carbon, Water Research, Volume 68, 2015, Pages 227-237]
(https://doi.org/10.1016/j.watres.2014.10.021)
.飲料水健康危機管理実施要領
厚生労働省
国土交通省
環境省
|