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確率的影響
stochastic effects

発生確率が線量に依存すると考えられる影響。放射線防護では、発がんを確率的影響と考えている。リスクは線量に依存するので、線量が小さいとリスクも小さい。確率的影響のリスクの大きさを5%/Svとすると、50μSvの胸部X線検査でのリスクは2.5E-6となる(ただし、このリスク推定の不確かさは大きい)。放射線によるがんで寿命が40年短縮すると仮定すると、平均余命短縮は40y×2.5E-6=1[h]程度となる。従って、この場合、1[h]以上の余命延長以上の意義のない場合、その検査は正当ではないと考えられる。


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更新日:2014年03月11日 
登録日:2014年03月11日 

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