解答結果
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原子力発電所事故後の体表面スクリーニング
以下の文章は正しいですか?
『原子力発電所事故後の初期の対応して実施された端窓型のGM計数管を用いた住民のスクリーニング検査で想定されていた基準が、計画被ばく状況での管理区域設定基準のうち放射性同位体による表面汚染密度に関する基準(α線核種ではない場合40 Bq/cm2で、検出器のサイズが20 cm2のもので13 kcpm(一分間の計数率)に相当することがある)であったのは、偶然の一致に過ぎない。』
解説文
体表面でのサーベイは、空気中濃度を類推し、吸入による甲状腺の線量を推計することで、安定ヨウ素剤による甲状腺への線量低減策を講じるかどうかの判断基準とすることが想定されていました。
原子力災害時における避難退域時検査及び簡易除染マニュアル(平成27年3月31日作成) では、除染を行う判断基準(以下、「OIL4」といいます。)以下であることを確認します。検査の結果、OIL4以下でない場合には、OIL4以下にするために除染をする必要があります。簡易除染とは、検査場所において簡単に実施することのできる簡易な除染のことをいいます。 と整理されています。「OIL4」は、不注意な経口摂取、皮膚汚染からの外部被ばくを防止するため、除染を講じるための基準のことです。
原子力安全委員会・緊急助言組織
2011/03/13 スクリーニングの実施に関する指示(案)に対して原子力安全委員会事務局が安定ヨウ素剤を服用することをコメントした件について
緊急被ばく医療のスクリーニングレベル
I-131を想定し、I-131で汚染した空気を小児が吸い込んだ場合に、その小児の甲状腺の等価線量が100 mSvに達する空気中濃度に対応した体表面への沈着量(40Bq/cm2)として誘導されています。
通常のGMサーベイメータでは13kcpm(=13×103count per minute)に相当します。
この計数率は通常のBGの200倍程度にあたります。
その基準は何のため?
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基準が色々あってややこしい。知りたいのは大丈夫かそうではないのかなのに… |
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基準が何のためにあるかを考えるのが重要ではないでしょうか |
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体表面スクリーニング検査は、危ないかどうかを知るためではないかしら? |
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危ないとは、どうなることですか? |
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触ったら危ないと言うことではないかしら。だから除染証明書がないと受け入れてもらえないと聞いた気がする |
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触ったら危ないとは、どういうことでしょう? |
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汚染した人に触ったら指に放射性物質がついて被ばくするからではないかしら |
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その目的だと、触ることで放射性物質が手について、それで手などが被ばくする線量や、それを口や鼻から体内に取り込んで受ける線量が一定のレベルを超えないようにすればよさそうですね |
体表面スクリーニング基準とは
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周囲の人の安全確保も大切だけど、よく考えてみると、スクリーニング受けている人が大丈夫かどうかを知ることも検査の重要な役割なように思う |
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そのとおりですね。スクリーニング受けてる人が大丈夫かどうか、何か対策が必要かどうかを考える場合に、どのようなことを防ぐべきでしょうか? |
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原子力発電所事故の直後だと甲状腺がんのリスクを考えて、それが高い場合にはそのリスクを減らすことが重要そう…。甲状腺への線量が大きかったのではないかとか、甲状腺に受けた線量が多くて甲状腺がんになるのではないかと心配になります |
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避難行動を取る中で、甲状腺への線量をより減らすためには、どうすればよいですか? |
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安定ヨウ素剤を使って甲状腺ブロックするとテレビで見ました |
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東京電力福島第一原子力発電所事故前には、体表面スクリーニングの基準が13,000cpmとされていました。それは、甲状腺の内部被ばく対策のためだったのです。 |
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そのままだとベータ線熱傷になるのではないかと思っていました |
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国際原子力機関 (IAEA) 「放射線緊急事態の初期対応者へのマニュアル(IAEA Manual for first responders to a radiological emergency)」では、Skin and clothing contamination criteria for determining if decontamination is warranted for use by first responder monitor: > 1 μSv/h at 10 cm (Instruction 5) Related criteria (for use by radiological assessor only): > 10,000 Bq/cm2 beta/gamma contamination > 1,000 Bq/cm2 for alpha emitters とされています(74ページ)。 |
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100,000cpmの除染基準が一般住民の体表面汚染に対する除染の基準である 1μSv/hに相当するとはどういうことですか? |
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cpmは計数率の単位で、どれだけの数の放射線を計測したかを示しています。どれだけの放射線を計数するかは、線源条件と測定器の条件などで決定されます。また、線源条件が決まれば、その周囲の線量当量率が決まります。なお、測定器で計測される線量当量率は、測定器の応答特性にも依存します |
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何を言っているのか意味を理解できません。具体的に示して下さい |
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直径5cmの検出器の面積を約20 cm2とすると、100,000cpmに該当するフルエンス:5×103[cm-2 min-1]=3.E×105[cm-2 h-1](本来は計数効率を考慮する必要がある。β線の計数率から、同様に放出される光子による空気カーマを考える)となります。0.6MeVの光子でのフルエンスから空気カーマへの換算係数:2.84 pGy cm2ですから、そのフルエンスに相当する空気カーマ率:0.9μGy/hになります。 |
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「フルエンス」って何ですか? |
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単位領域に入ってくる放射線の数です。 |
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放射線は数えられるのですか? |
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数えられるので、CPMという単位があります。測定器で、ピッと鳴っているのは、検出器でつかまえた放射線を数えています。 |
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放射線の数を数えるのと線量を測るのは違うのですか? |
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線量は、そこでどれだけ電子をはじき飛ばしたかを考えています。放射線は種類はエネルギーで一個当たりの電子をはじき飛ばす効率が違うので、 放射線の数を数えるのと線量を測るのは、厳密には同じになりません |
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同じ放射線一個でも影響の与え方が違うのですね… |
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線量は相互作用量なので、その考え方が理解できると教科書を読み進めることができると思う |
それぞれの係数の出典
日本アイソトープ協会.アイソトープ手帳10版
元々の13,000 cpmの基準の意味
安定ヨウ素剤による甲状腺への線量低減策を講じるかどうかの判断基準が用いられています
I-131を想定し、I-131で汚染した空気を小児が吸い込んだ場合に、その小児の甲状腺の線量が100 mSvに達する空気中濃度に対応した沈着量として誘導されています。
通常のGMサーベイメータでは13 kcpm(=13×103count per minute)に相当します。
この計数率は通常のBGの200倍程度にあたります。
離れ業と称している例
松田 尚樹.原子力・放射線防災と緊急モニタリング
FAQ
Q. 測定器毎の計数効率を教えて下さい。
計測する放射性物質の種類や測定試料の大きさや測定の幾何学的条件によって計数効率は異なりますが、今回のイベントでの参考資料が日立アロカメディカル株式会社から以下のように示されています。
詳しくは診療放射線技師や放射線管理担当者に確認下さい。
推奨機器
GMサーベイメータ
型式 | 口径 | 13kcpmへの換算値 I-131として40Bq/cm2 | 100kcpmへの換算値 I-131として300Bq/cm2 |
TGS-146 | 50mmφ | 13kcpm | 100kcpm |
TGS-133,136 | 50mmφ | 13kcpm | 100kcpm |
TGS-123 | 50mmφ | 13kcpm | 100kcpm |
TGS-131 | 20mmφ | 70 cps | 534cps |
TGS-121 | 20mmφ | 70 cps | 534 cps |
TGS-111 | 20mmφ | 2,082cpm | 16,020cpm |
計数効率の推定の困難さが語られているもの
サーベイメータ及び数値の換算について
原子力発電所事故前の議論
古賀佑彦先生の懸念
緊急被ばく医療に関わる問題(除染水の対応問題)
病院で発生する汚染物質は水も含めて事業所に持ち帰ることになっている。
対応方法が非現実的であることが指摘されていた。
「緊急被ばく医療のあり方について(案)」 に対する意見について(回答)
現実的で合理的な対応の仕方を規定する必要があると思います
柴田徳思先生の懸念
第13回放射線障害防止基本専門部会
この「国民の生活視点にたった」というところで一番の基本というのは、やはり放射線防護というふうなものの基本的な考え方というのが非常に重要になってくるわけですが、この指針の方の分科会の中でいろいろ整理していただいて、国際的な機関というところでどういうふうに枠組みがなっているかというふうなことが非常に明らかにされてきて、既にそういうものはできているわけなのですが、そういうふうなものというのがやはり基本にはなるだろうと思うんですね。それで、そういうふうなものがあるわけでございますので、そういうものによっていろいろな具体的な例を考えていった方がその概念を理解するのにわかりやすいのではないかと。
要するに、国民の方が、例えば「介入」だとか「行為」だとか「線量拘束値」と言ったときに、その言葉自身を聞いただけではなかなかわかるものではない、これがきちんとわかるというのはその後のそれの解説を読んだだけでもさっぱりわからないんですね──さっぱりわからないと言ったらいけないのだけれども、非常に具体的に感じがつかめないということがありますので。ですから、いろいろな場面を、例えば指針の中で使っているような数字だとか根拠だとかそういうふうなものをこの指針の方の報告書にありましたように当てはめるとどうなるかというようなこともあると思いますし、それから、医療関係でいろいろ出てくるような診断のときの被ばくだとかそういうふうなものもこういうものに照らすとどういうふうに考えたらいいか、それから、事故や何かである程度被ばくしてしまったと、そういうときにどういうふうに考えたらいいかというようなことを具体的な事例をもとにして基本的な枠組みというものに当てはめていくともう少し理解が進むのではないかいうようなことを少しやってはどうかというふうなことだと思います。
原子力発電所事故後の反省も踏まえた議論
スクリーニングに関する提言(案)
参考資料等
原子力災害対策指針
原子力災害対策指針(平成24年10月31日制定)(令和元年7月3日一部改正)
初期の高BGの影響を考慮している例
事故後1月以内の場合には、4万cpmを超える場合には、緊急時の措置として、不注意な経口摂取、皮膚汚染からの外部被ばくを防止するため、除染を講じることとされています。
13,000cpmを超える場合に除染が求められるのは、事故後1月が経過した後です。
IAEA
IAEA Safety Standards Series No. GSG-2 (General Safety Guide). Criteria for Use in Preparedness and Response for a Nuclear or Radiological Emergency
マニュアル
原子力災害時における避難退域時検査及び簡易除染マニュアル(平成27年3月31日作成)
平成25年2月の原子力災害対策指針改定における防護措置の実施の判断基準(OIL:運用上の介入レベル)の設定の考え方
安定ヨウ素剤の服用
原子力規制委員会:安定ヨウ素剤の配布・服用に関する解説書
日本医師会:原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドライン (平成26年3月)(PDF, 666kB)
スクリーニングレベル
初期被ばく医療の放射線測定におけるスクリーニングレベル
検証
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 中間報告書(2011.12.26)
GM 管式サーベイメータの計数値と OIL4 の 初期設定値との対応関係
内閣府.政府事故調査委員会ヒアリング記録
立崎 英夫.OFC医療班における初期の活動、除染基準引上げに係る助言について
立崎 英夫.スクリーニングレベルについて等
細井 義夫.福島県のスクリーニングレベル引上げについて
奥 博貴.安全委員会における初期の助言について、緊急時の作業員の線量限度の500mSvへの引上げの検討について、(調書に記載なし)
日本医師会
ワーキングペーパー No. 275 2013-03-04 王子野 麻代.緊急被ばく医療に関する検証 — 福島第一原発事故の教訓を踏まえた今後の体制・対応のあり方 —
線量再構築
ヒト曝露解析 (平成 23~25 年度) - 国立環境研究所
自治体の対応例
いわき市
安定ヨウ素剤の配布(更新・回収)について
日本診療放射線技師会の取り組み
東日本大震災に関する情報
空気中の放射性物質の降下速度
実測例
Estimation of dry deposition velocities of radio nuclides released by the accident at the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant
空気中の放射性ヨウ素の性状
大気中放射性物質のモニタリングに関する技術参考資料
チェルノブイル事故に起因する放射性ヨウ素の性状
SPEEDI
東海村
平成28年度地域社会と原子力に関する社会科学研究支援事業 最終報告書
村では,「原子力サイエンスと地域社会が調和した国際的でオープンなまち」を推進することを目的に,”社会科学の拠点づくりとオープンな議論の場づくりの推進”に取り組んでいます。平成26年度から,本村における課題やまちづくりに関する社会科学的調査・研究を行う若手研究者を支援する取組みを新たに始めました。
このたび,平成28年度の調査・研究について,最終報告書が提出されましたのでご報告いたします。
ぜひ一度報告書を読んでみてください。
■研究名「SPEEDI」とは何か,それは原子力防災にどのように活かせるのか?(寿楽浩太,菅原慎悦)
林 祥介.大気中の汚染物質の移流拡散 地球流体力学の立場から
報道例
テーマ福島第一原子力発電所事故から7年
高橋真理子.社会科学者が明らかにしたSPEEDIの教訓 放射能影響予測システムは「使えるか」「使えないか」ではなく「どう使うか」
福島県
SPEEDI電子メールデータ削除問題
高バックグラウンドの影響をどう取り除くか?
バックグラウンドの影響の考慮方法(事例)
出版物
佐藤康雄「放射能拡散予測システム SPEEDI ―なぜ活かされなかったか」科学と人間シリーズ3 東洋書店,2013年3月
SPEEDIのオペレーション現場.IT時代の震災と核被害
解説例
鈴木 靖氏による図書紹介
佐藤康雄.放射能影響予測システム SPEEDI とは?
58ページに示されている懸念は、内部被曝評価時には取り込んだ核種のβ線放出も含む核データを利用していますので、考慮されていると考えられます。
佐藤 康雄 (2013) 放射能拡散予測システム SPEEDI なぜ活かされなかったか
文部科学省
東日本大震災からの復旧・復興に関する文部科学省の取組についての検証結果のまとめ(第二次報告書)について
1.SPEEDIの計算結果の活用・公表について
解説例
福島原発事故対応で文部科学省が“自己検証”
放射性物質拡散予測はすぐ公表すべきだった(中川正春 氏 / 文部科学相)
日本気象学会
原子力関連施設の事故発生時の放射性物質拡散への対策に関する提言
原子力関連施設の事故に伴う放射性物質の大気拡散監視・予測技術の強化に関する提言
大気拡散計算結果の提示例
国立環境研究所
東日本大震災 関連ページ
基準値の根拠
山田 克典 藤井 克年 神田 浩志 東 大輔 小林 稔明 中川 雅博 深見 智代 吉田 圭佑 上野 有美 中嶌 純也 清水 勇 吉澤 道夫.東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関する 放射線管理の基準の根拠及び課題について Survey of Radiation Protection Creiteria Following the Accident at the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant
テキスト
放射線MOOK B02 主任者のスキルとしての緊急時モニタリング
現状
福島県
被ばくスクリーニング検査
スクリーニング従事者
長谷部 裕雄.福島スクリーニングに参加して
松田 尚樹.放射線の測定値と基準値は我々に何を語ってくれたか?
医療機関の備え
東京都診療放射線技師会
「サーベイメータ保有状況」に関するアンケート集計結果
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稲葉 次郎, 藤高 和信, 中村 典, 村上 博幸, 吉田 真, 野口 宏, 津田 修一, 吉澤 道夫, 山西 弘城, 藤波 直人, 鈴木 征四郎, 石森 有, 江田 和由, 赤羽 恵一, 多氣 昌生, 池畑 政輝, 小穴 孝夫, 金子 正人, 辻本 忠, 大西 輝明, 占部 逸正, 天野 光, 茅野 政道, 福田 俊, 飯田 孝夫, プログラム概要, 保健物理, 2000, 35 巻, 3 号, p. 273-318
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診療放射線技師の方々の貢献と医療分野の反省
清 哲朗, 福島第1原子力発電所の事故と今後の被ばく医療のありかたについて, 保健物理, 2011, 46 巻, 4 号, p. 278-279, 公開日 2012/08/22, Online ISSN 1884-7560, Print ISSN 0367-6110
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